PEOPLE & JOB

INTERVIEW04

自分の力を磨き続けて、
オールマイティな整備士に

航空整備士
整備本部 ライン整備部

Ito Masataka

2019年入社/航空整備科卒

伊藤が所属するのは、航空機の運航に必要不可欠な「整備」を担う部門。メインの拠点となる羽田空港では、100名にも及ぶ航空機整備のスペシャリストたちが、スカイマークの日々の安全運航を支えている。

Index

Talk01

エアラインの整備士でなければ、
得られないキャリアがある

私はキャリア採用組です。以前は、航空機の製造と整備を手がけるメーカーに勤務し、大手のエアラインに派遣される形で整備業務に携わっていました。そちらのメーカーで15年近くキャリアを積みましたが、整備士がみな目標とする「一等航空整備士」の国家資格を取得できる機会がなく、そこに物足りなさを覚えて転職を考えるようになりました。

一等航空整備士はある一定以上の大きさのある航空機に対して整備できる資格です。
私はかねてより、整備に関わるからには、この国家資格を取って自分の価値を高めたいと考えていました。現状から脱してもっとステップアップしたいと思っていたところ、スカイマークが整備士をキャリア採用していることを知って心を動かされました。前職で大手エアラインに派遣されていた時、駐機場でスカイマークの整備士が作業している様子を目にすることがあり、皆さん楽しそうに仕事をされていて、明るい雰囲気だなと好感を持っていたのです。私もその一員になって、整備士としてのキャリアを極めたいと応募。それまでの経験を買っていただいて採用になりました。

入社後に配属されたのは、羽田空港のライン整備部。ここは、日々運航されている航空機の整備を手がけており、空港に到着した機体が次に出発するまでの点検や、そこで突発的に生じた不具合のトラブルシューティング、さらに最終便到着後の夜間の定例整備などをシフト勤務で担当しています。こうしたライン整備と呼ばれる作業の経験はなかったため、周囲の先輩方に指導いただきながら一から必要な知識やスキルを学んでいきました。

Talk02

自分の仕事が航空機の安全に
直結していく、責任と誇り

エアラインの一員となって自社機の整備を担うのは、やはりとても誇りを感じます。一方で、自分の毎日の仕事がお客様の安全に直接つながっていることに、大きな責任も感じています。もし、運航中に機体に不具合が生じれば、限られた時間のなかで正確に判断し、対処していかなければならない。また、失敗の許されない重大な整備作業も、確実に実行しなければなりません。

たとえば先日、初めて経験したのがエンジンの交換作業。数年に一度必要な整備であり、最終便の運航終了後、羽田空港内で夜を徹して作業を行いました。10名ほどのチームを組み、既設のエンジンを外して新たなエンジンを取り付けていくのですが、エンジンは航空機の心臓部であり、もし交換時に誤って損傷すると飛行不能になってしまいます。ミスは絶対に許されませんし、始発までの限られた作業時間のなかで成し遂げなければならないため、スピードも求められます。緊張感あふれるなか、チームの仲間たちと絶えず声を出してコミュニケーションを取り、正確な作業を確認しあいながら9時間ほどかけて無事に作業を完了。大変でしたが、やり切った時はチームの皆と達成感を分かち合いました。

整備の現場では、チームワークも大切です。機体に生じた不具合を、仲間たちと力を合わせて早期に修復し、遅延の恐れもあった便を定刻通りに出発させることができた時などは、整備士冥利に尽きる思いです。その便を地上から見送り、お子様が客室の窓から笑顔で手を振ってくださった時などは、私も思わず笑顔になりますし、エアラインの整備士ならではのやりがいを感じます。

Talk03

スカイマークという大きなチームで、
主役となって活躍できる

整備士の仕事はキャリアアップが明確です。作業に応じて多くの社内資格が設けられており、合格するたびに責任をもって整備できる範囲が広がっていく。私は2年目に初の資格を取得し、以降、その数を増やしてきました。そして6年目に、念願であった一等航空整備士の国家資格を取得。この資格を取ることで、責任者として自社機の整備を確認し、FLIGHT LOG(航空日誌)にサインするポジションに就くことができます。社内では「ライン確認主任者」と呼ばれており、次はこの立場に昇格することが目標。まだまだチャレンジできる専門的な資格はたくさんあり、すべてを究めてオールマイティな整備士になりたいと思っています。

スカイマークは整備部門を自社内で抱えており、それも当社ならではの魅力だと感じています。大手航空会社では、整備業務を子会社に委託して行っていますが、スカイマークはすべての部門がワンチームとなって運航を支えているため、たとえば整備士もパイロットの方々と気軽にコミュニケーションを取ることができる。より良い整備をするための意見をうかがうと、皆さん熱心に応えてくださり、客室乗務員や地上旅客職の方々とも日常的に連絡を取り、機体に不具合が生じた場合はどのように対処すべきかなどをすぐに連携。何か問題が起こっても、社内の協力を得てスムーズに解決できる体制です。

スカイマークという大きなチームのなかで、整備士もその主役の一人となって存分に活躍できる環境ですので、エアラインの整備業務を極めて自分を成長させたいという意欲あふれる方に、ぜひ仲間になっていただきたいと願っています。

ONEDAY SCHEDULE

ある日のスケジュール

7:00

始業

ライン整備部は、早番・遅番・夜勤のシフト勤務であり、今日は早番。自分が本日担当する機体について、夜間に実施された整備の記録を確認し、過去に不具合がなかったかなどもチェックして準備。

7:30

飛行前点検

担当する機体の外観に異常がないかを点検した後、機体に電源を入れ、航空機に搭載されているさまざまなシステムの作動をチェック。すべてのシステムが正常に機能していることを確認していく。

8:30

出発時インターホン作業

出発時、コックピット内にいるパイロットに無線通話で機体の状況などを報告し、安全運航に向けて最終的な確認を行う。エンジン始動のタイミングなどについても地上の整備担当者から指示を出す。

10:30

機体の点検・整備

航空機が空港に到着後、次の出発までの間に行わなければならない定例の点検・整備を実施。機体に何か不具合が見つかれば、短時間でトラブルシューティングして安全運航を確保していく。

13:00

業務引き継ぎ

早番帯での現場でのライン整備業務はこの時間で終了。遅番帯の整備スタッフに業務を引き継いで昼食。

14:00

整備ツールの点検

運航がすべて終わった後の夜間帯での機体整備で使用するツール(高所での作業をサポートする器材など)の動作や安全性を点検。その後、新機体導入に向けての整備資料などもオフィスにて作成。

17:00

退勤

夕方の時間帯は、機体システムの勉強に充てて知見を深める。活用が進むデジタル技術についてもきちんと理解しておくことが必要。最後に翌日の整備内容などを確認し、定時に退勤。

CAREER LADDER

経歴

1年目

ライン整備部
OJT

航空機の製造・整備を行うメーカーから転職。エアラインでの整備士業務は未経験であったため、OJTで必要な知識やスキルを習得。チームのメンバーとともに、羽田空港にて運航の合間に生じた機体の不具合の修復や、運航終了後の夜間の定例整備作業などに従事。

2年目

ライン整備部
初の社内資格
(G1認定作業者)取得

スカイマークの整備部門では、さまざまな社内資格が設けられており、試験に合格してそれを取得することで、自分が責任をもって担える作業が増えていく。現場の作業で経験を積んで3年目に初めての資格を取得し、主体的に作業を進められる整備士へと成長。

6年目

ライン整備部
「一等航空整備士」
資格取得

業務のかたわら自主的に勉強を重ね、入社当初からの大きな目標であった「一等航空整備士」の国家資格を取得。自社機の整備の最終確認ができるポジションを得る。整備の作業リーダーを任される機会も増え、さらに高度な社内資格の取得にも取り組んでいる。

COLUMN

スカイマークの整備部門は和やかな雰囲気

世間では、航空機の整備士というのはみな職人気質で、頑固で気難しい人が多いようなイメージがあるかもしれませんが、スカイマークは決してそんなことはありません。皆さん人の好い方ばかりで、もちろん作業中は真剣に取り組んでいますが、業務を離れれば冗談を言い合ったりと和やかな雰囲気。私も入社当初から緊張せずにチームに馴染めましたし、これから参加される若い皆さんもきっと伸び伸びと働ける環境だと思います。

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