女性の活躍推進について
スカイマークでは、女性活躍推進法の施行を受け、「一般事業主行動計画」を次のとおり定めています。
一般事業主行動計画
当社の事業は、元来、性別・国籍を問わず多様な人材活用により成り立っています。これを踏まえ、育児期の女性のみならず、あらゆるライフステージの社員に広く焦点をひろげた人材育成・登用を促進し、働きやすい環境づくりを目指したいと考えております。
1.計画期間
2021年4月1日~2026年3月31日
2.当社の現状と課題
- (1)人数比率に関する状況
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全従業員に占める
女性の割合47.0%
(2021年4月1日時点)採用者に占める
女性の割合47.4%
(2020年度入社)管理職に占める
女性の割合14.9%
(2021年4月1日)性別にかかわらず意欲ある社員が目標を達成できる職場風土を目指しておりますが、管理職に占める女性比率については対策が必須であると認識しております。
- (2)有給休暇消化率
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有給休暇消化率 68.7%(2020年度) 職業と家庭生活との両立のために、全従業員の有給消化率の向上が不可欠であると考えています。
- (3)男女の賃金の差異
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全労働者 51.16% うち正規雇用
労働者51.77% うち有期雇用
労働者24.91% 賃金は職種によって異なりますが、いずれも基準は性別に関係なく同一です。
女性の長期キャリア形成や管理職へのステップアップを通じ、差異は今後解消されるものと考えております。- ※ 当社における運航乗務員(正規雇用)の男女の賃金の差異は66.17%、その他の職種(正規雇用)は67.10%です。
- ※ 有期雇用労働者には正社員定年後に雇用身分の切替を行った常勤嘱託社員(60歳以上)およびアルバイト(65歳以上)を含み、これらは有期雇用労働者のうち90.71%(うち、男性99.40%、女性0.60%)を占めております。正社員定年後の雇用身分切替においては、原則定年前の給与・職位をもとに給与を決定するものとしており、有期雇用労働者の男女賃金差異はこの影響を受けたものです。
3.目標
- (1)女性管理職の増加
- 2026年3月までに女性管理職比率20%以上を目指します。
- (2)有給消化率の向上
- 2026年3月までに有給消化率75%以上を目指します。
4.取組内容
- (1)女性管理職の増加
- 管理職候補であるグループ長向けに、社内規程・社内制度理解の浸透を図ると同時に、管理職へのステップアップにも安心感をもって踏み出すことが出来る職場風土の醸成を促します。
- (2)有給消化率の向上
- 各部署の管理職向けに有給消化状況の発信を行い、全体的な休暇利用の促進を図ります。
5.職業生活と家庭生活の両立に資する社内制度の概要
当社ではシフト勤務者が多い特性を踏まえ、時短制度の対象となる子の年齢を『中学校卒業まで』に引き上げて運用をしています。
シフト勤務を含む全地上職種を対象に、二種類の育児時短コースを設けており、1日の勤務時間を減ずる制度、月の勤務日数を減ずる制度のいずれかを選択する事が出来ます。客室乗務員・運航乗務員は、月の勤務日数を減じる制度の利用が可能です。
当社独自の幼少期育児を行う社員への支援制度として、3歳までの子の育児のために時短制度を利用する場合には、就労しなかった時間分の給与の全額控除は行わず、一部を支給する事としています。(詳細は当社規程による)
なお、育児事情の有無にかかわらず、本社等管理部門の日勤者を対象に時差出勤制度を導入しており、8時から11時の間で勤務開始時刻を選択する事が可能です。