
重要課題「人」に関する取り組み
共生社会の実現のため、公共交通インフラであるスカイマークが果たすべき役割は大きいと認識しています。スカイマークではあらゆる人が気軽に利用しやすい航空サービスを提供することで、誰一人取り残さない社会の実現に貢献します。
また、スカイマークが事業を通じて価値創出する上で多様な人材の活躍は不可欠です。社員が成長しながら生き生きと活躍することのできる環境づくりに努めています。
お客様のDE&I推進の取り組み~手話の習得・サービス介助士資格の取得~
スカイマークは、あらゆる人が気軽に利用しやすい航空サービスを提供するために様々な取り組みを行っています。例えば、客室部門では聴覚に不自由のあるお客様との円滑な対話を実現するために「手話レッスン」を実施しています。また、高齢の方や障がいをお持ちのお客様をお手伝いする際の「おもてなしの心」と「介助技術」を学び、お客様に安心していただきながらお手伝いができる人材を育成するためのサービス介助士の育成にも力を入れています。さらに、障がいをお持ちのお客様の利便性向上のために、障がいをお持ちのお客様への満足度調査を定期的に実施し、サービスの改善に取り組んでいます。また、空港カウンターに多言語翻訳機を導入する等、外国籍の方にも安心してご利用いただける体制の整備にも努めています。これらの取り組みにより、スカイマークは多様なお客様に対応し、快適な空の旅を提供することに努めています。

社員のDE&I推進の取り組み~育児支援制度~
スカイマークでは早朝・深夜を含めたシフト勤務を行う従業員が多い特性を踏まえ、時短勤務制度の対象となる子の年齢を、法要件の「子が3歳に達するまで」に対し「中学校入学前まで」に引き上げた運用を以前より実施しておりましたが、20224年1月より、これを「中学校卒業まで」にさらに引き上げました。また、3歳までの子の育児のために時短勤務制度を利用する場合の給与について、法要件では就労しなかった時間分の給与は全額控除が許容されておりますが、全額控除は行わず一部を支給するなど、育児期の社員への支援を実施しています。

社員の活躍促進のための取り組み~「キャリアチャレンジ制度」の導入~
社員の自律的なキャリア形成を支援し挑戦マインドの高い人材の育成・登用につなげるべく、2023年12月に「組織・人づくり推進室」を設置し、当該部署主管のもと「キャリアチャレンジ制度」を開始しました。キャリアチャレンジ制度では社員自身が自分のキャリアプランを検討し各部署が必要な人材の要件を公開した上で、希望と適正とのマッチングを目指します。以前より社内公募制度は存在していたものの欠員補充のために実施することが多く、社員が希望する部署に挑戦するためには欠員の発生を待たなければいけない状況でしたが、キャリアチャレンジ制度を年2回の定期募集とすることで、希望と適正とのマッチングをより機動的に推進しています。
社員のエンゲージメント向上の取り組み~ファミリーデーの実施~
スカイマークでは、社員にとって働きがいのある職場づくりを目指す一環として、「ファミリーデー」を開催しています。本イベントは、社員の誇りを高め、会社と家族・パートナーや社員同士のつながりを深めることを目的としています。イベントでは、経営層から社員を支えるご家族やパートナーの皆さまに感謝を伝えるとともに、スカイマークの事業や職場の魅力を知ってもらえるような職業体験やレクリエーションを実施しています。スカイマークは、社員のエンゲージメント向上のための取り組みを今後も推進してまいります。
