問題は全部で7つ。
○か×を選択してください。
奄美の自然環境や生物に関すること、
あなたはどのくらい知っていますか?
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第1問
生物多様性が評価され世界自然遺産として登録された奄美大島。その環境などを守っていくことは旅行者も意識する必要がある。
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絶滅のおそれがある野生生物やその生息する自然環境を守り、生物多様性を守っていくことは、旅行者を含めたすべての人がしっかりと認識して、実践していかなければなりません。
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第2問
奄美大島は、実は降水量が多い。生物多様性の環境を保持できているのは雨が多いことが原因のひとつである。
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奄美大島は亜熱帯海洋性気候で、四季を通じて温暖多湿。雨は川になり、海へと流れ込み、水蒸気になって、また雨として島に降り注ぎます。この環境の循環で、国土面積のわずか0.2%の奄美大島に、日本の生物種の約13%が暮らす生物多様性の森が保たれています。
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第3問
奄美大島で多くの固有種・固有亜種が島で独自に進化してきたのは、捕食者が島にいなかったことが原因のひとつと言われている。
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奄美大島には、アマミノクロウサギ、アマミトゲネズミ、ルリカケス、アマミイシカワガエルなどの多くの固有種や体色や形態に変異が見られる固有亜種が生息しています。これは、後期中新世(約 1200万年前~ 500万年前)までに奄美大島が大陸から切り離されたため、島に肉食哺乳類が入ってこられず、食べられてしまうことがなかったことが原因のひとつと言われています。
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第4問
国指定特別天然記念物第一号であるアマミノクロウサギ。その特徴は短い耳。もともとは長い耳だったが、捕食者が島にいなかったことで耳が退化した。
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アマミノクロウサギは「生きた化石」と呼ばれ、ウサギの原始の姿であると言われています。短い耳は退化したのではなく、古来から短い耳のままなのです。
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第5問
海水と淡水の混ざる「汽水域」で生育するマングローブ林は、その特殊な環境のため生息する生物は少ない。静かなマングローブ林は、カヌーで散策して、ゆっくりと楽しむことができる。
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マングローブ林にはカニやハゼ、アユ、貝類など多様な生き物が生息し、陸や海とは違う生物多様性の環境が作られています。奄美のマングローブ林は、西表島に次ぐ日本第2位の大きさ。
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第6問
クワガタなどを採取したいので、奄美を代表する亜熱帯の森、金作原に昆虫トラップを設置した。手作りのトラップなので特に問題はないと思う。
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金作原は国立公園の特別保護地区であるため、手作りかどうかに関わらず、トラップを許可なく設置することはできません。また、すべての動植物の捕獲・採取が禁じられています。奄美大島は、希少な動植物が生息・生育しています。これらの捕獲・採取などは、法律と条令で厳しく制限されていますが、近年は規制のかかっていない動物の島外への大量持ち出しなども問題化しています。
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第7問
夜間に車で山道を通るときに、野生動物などが見えなかったので、特に速度は落とさず気をつけて走行した。
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動物が見えなくても、夜間の山道に入ったらすぐにスピードを落とし、時速10㎞程度の「のろのろ運転」で走行するようにしましょう。奄美大島の野生生物は夜行性が多く、道路に飛び出してきて、車に轢かれてしまう事故が多発しています。