奄美大島の先、少し足をのばすだけで、
風の色も、人の笑顔も、旅のリズムも変わります。
次の連休は、“まだ行ったことのない南”へ
行ってみませんか。
とびきりの3島をご紹介します。
奄美大島から少し足を延ばして
「その先の島」へ行ってみませんか
奄美群島は、奄美大島を中心に8つの有人島からなるエリアです。
島ごとに地形や自然、文化は異なり、それぞれにしかない魅力が息づいています。
各島へは奄美大島を中心に船や飛行機でアクセスでき、日帰りや周遊の旅も楽しめます。気になる島から、ゆっくり旅を始めてみましょう。
島まるごと博物館!
ジオパークの島を楽しもう
奄美大島の東北部に位置する喜界(きかい)島は、隆起サンゴの島。地質だけでなくサンゴ礁と共生してきた文化なども評価され、2025年10月に「日本ジオパーク」に認定されました。
周囲約49㎞のコンパクトな島ですが、サンゴの石垣や巨大ガジュマルなど美しい風景が広がり、ヤギ料理や生産量日本一の白ごま、夜光貝など名物も豊富!
のどかな空気感と優しい島人とのふれあいに癒されること間違いなしです。
花と鍾乳洞に彩られた島
自然の神秘を体感!
奄美群島の南西部に位置する沖永良部(おきのえらぶ)島は、「花と鍾乳洞の島」として知られています。冬でも色とりどりの花々が咲き誇り、ユリや胡蝶蘭、キクなどの栽培が盛んです。
島の地下には無数の鍾乳洞が広がり、気軽に楽しめる見学路があるほか、さらに深く探検できるアクティビティも人気。自然が生み出す美しさと神秘を、間近で体感できます。
極上のヨロンブルー
が広がる癒しの島
奄美群島最南端に位置する与論(よろん)島はサンゴ礁に囲まれ、海は「ヨロンブルー」と呼ばれる奄美随一の美しさ。なかでも、条件が揃うと沖合いに現れる幻の白砂ビーチ「百合ヶ浜」はぜひ訪れてほしい人気スポットです。
琉球と大和に由来する独自の伝統文化も豊かで、島全体に漂う温かで素朴な時間の流れに癒されます。
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サトウキビの一本道
まるで青い空と海に続いているように見える、およそ2.5km続くサトウキビ畑の一本道。映画やテレビのロケ地としても利用されている人気スポットです。
解放感たっぷりの空間で、風に揺れるサトウキビのざわめきに耳を澄ませてみるのもおすすめ。

百之台展望台
平坦な地形の喜界島で、最も高い場所に位置するのが百之台(ひゃくのだい)。眼下にはエメラルドグリーンに輝くサンゴ礁の海、遠くには太平洋と東シナ海が境目なく連なります。
奄美十景のひとつに数えられ、喜界島の雄大な景色を一度に楽しめる場所です。

阿伝のサンゴ石垣
岩石が少ないサンゴ礁の島では、石の代わりにサンゴで石垣をつくる文化がありました。
土地の境界線を示し、台風から家を守る役割も果たしたサンゴ石垣は島のそこかしこで見ることができますが、阿伝集落は特に多くのサンゴ石垣が残っています。人と自然の共存の歴史を感じられる場所です。

手久津久の巨大ガジュマル
手久津久(てくづく)集落にそびえる巨大ガジュマルは、島を代表する自然のシンボルのひとつ。
高さは17.7m、幹周りは16m、枝張りの直径は42mと大きく、樹齢は100年を超えると推測されています。
幹や枝が大きく広がり、気根が幾重にも伸びる姿は圧巻で、その迫力ある姿は、島の守り神のような堂々としたたたずまい。写真撮影スポットとしても人気です。

山羊食文化
喜界島では、山羊は昔から身近な食材として親しまれてきました。島の風土に根付いた文化のひとつで、山羊肉は家庭でも郷土料理店でも味わえ、島料理の代表格。
ミネラル豊富な野草を食べて育つ喜界島の山羊は、他の地域に比べて臭みが少ないといわれています。
刺身や山羊汁、内臓や血を野菜と炒めた「カラジュウリ」など、さまざまな料理で存分に楽しめます。

ジオパークについて
「ジオパーク」とは、地質学的に貴重な地域に与えられる認定です。
喜界島は島全体がサンゴでできており、現在も隆起を続ける特異な地質を持ちます。また、人とサンゴが共生してきた文化が評価され、2025年10月に日本ジオパークに認定されました。
島全体がまるで巨大な博物館のようで、自然の成り立ちを学びながら観光を楽しむことができます。

フーチャ
波の力で海水が数メートルも吹き上がる迫力あるスポット。裂け目から吹き上がる水しぶきと、岩場に当たる波の音は迫力満点。
広がる岩場は、隆起したサンゴが風や雨で削られてできたもので、島の成り立ちを感じられます。駐車場から歩いてすぐ見られ、天気や波の高さによって景色が変わるのも魅力です。

日本一のガジュマル
国頭小学校の校庭にある、森のように広がる巨大なガジュマル。面積・規模ともに国内最大級とされ、120年を超える樹齢を誇っています。
近距離で見ると生命力の強さがわかり、旅行者にも人気の撮影スポット。アクセスもしやすい場所にあります。
(小学校の開放時に見ることができます)

笠石海浜公園
春になるとエラブユリが咲き揃い、白い花と青い海を同時に楽しめる展望公園。園内は歩道が整備され、ゆっくり散策できます。
開花時期以外も海風が抜ける高台の景色が良く、ピクニックやひと休みにも向いた立ち寄りスポットです。公園内にはテントスペースや炊事エリアもあり、キャンプも楽しめます。

昇竜洞
全長約3,500mの巨大鍾乳洞のうち約600mを一般公開。
照明に浮かぶ鍾乳石の形状は多彩で、天井から無数に垂れ下がる銀白色の鐘乳石は、クリスマスツリー、音楽堂と呼ばれているものもあります。遊歩道が整い安全に見学でき、夏の涼みにも適した屋内型の人気スポットです。

エラブユリについて
沖永良部島を代表する花、エラブユリは、真っ白で大きな花を咲かせるユリの品種です。
4月下旬から5月上旬にかけて、島の畑一面に咲き誇る姿はまさに圧巻。甘く爽やかな香りも楽しめ、花畑を歩くだけで癒されます。

春のささやき
ミネラル豊富な赤土で育った島のじゃがいも「春のささやき」は、全国に先駆けて収穫される新じゃがです。収穫は2月〜4月ごろ。甘みと粘りが特徴で、生ならシャキシャキ、揚げるとふわふわ、蒸すとホクホクに。
コロッケやポテトサラダなど、どんな料理でも美味しく楽しめます。

百合ヶ浜
大潮の干潮時にだけ出現する“幻の砂浜”。ヨロン島の沖合い約1.5kmに位置し、グラスボートなどでアクセスできます。
真っ白な砂とエメラルドブルーの海のコントラストが美しく、星の砂を拾うと幸せになれるという言い伝えもあり、観光客に人気のスポットです。

皆田海岸
ビーチのすぐ沖合に「皆田離」という小さな島が浮かんでいて、干潮時には歩いて渡ることもできます。
透明度の高い青い海は美しく、海の中の景色まで楽しめ、シーカヤックやシュノーケリングなど、マリンスポーツも盛ん。
海と小島の景色を眺めながらのんびり過ごすのもおすすめで、ヨロン島ならではの自然の美しさを満喫できる場所です。

与論民俗村
島の伝統的な暮らしや文化を体験できる施設。茅葺き屋根の古民家や民具が展示されており、島の歴史や風習をわかりやすく学べます。芭蕉布織りなどの体験教室も充実。観光途中の立ち寄りにもおすすめです。
ヨロン島の伝統食をはじめ、民芸品など、お土産コーナーも充実しています。

与論城跡
ヨロン島の歴史を感じられる城跡。かつて島を治めた城の跡地で、石垣や城郭の一部が今も残ります。 周囲は展望スポットになっており、島内や海を一望できる景観も魅力です。歴史散策や写真撮影におすすめの場所です。 城跡の境内で年に3回行われる『与論十五夜踊り』は国指定重要無形民俗文化財となっています。

与論十五夜踊り(伝統芸能)
毎年旧暦3月・8月・10月の各15日に行われる、五穀豊穣と島民慰安、島中安穏の祈願と感謝の意味を込めて開催される島伝統の奉納芸能。
国の重要無形民俗文化財に指定されており、幻想的な灯りの中で繰り広げられる踊りは島の文化と人々の暮らしを身近に感じられる貴重な体験です。
最後は会場に集まった方々で一緒に踊って終演を迎えます。

黒糖焼酎 「島有泉」
奄美群島だけで造ることが許されている黒糖焼酎。ヨロン島では「島有泉(しまゆうせん)」という銘柄があります。サトウキビ由来の黒糖を使い、香り豊かでまろやか、くせがなく女性でも飲みやすいのが特徴です。
伝統のおもてなし「与論献奉(よろんけんぽう)」でも用いられ、一人ずつ口上を述べながら焼酎を味わい、交流を深めます。


















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