三代にわたって築いた栄華
平泉の地に浄土文化を花開かせた奥州藤原氏。
初代・清衡は度重なる合戦の経験から、現世に平和な浄土を実現しようと中尊寺を建立し、奥州藤原氏の礎を築きました。
志を受け継いだ二代・基衡は毛越寺を、妻は観自在王院を建立。その勢力を拡大していきます。
三代・秀衡は、京の平等院鳳凰堂を模して無量光院を建立し、ついに白河以北のみちのくを支配。
しかし四代・泰衡が頼朝の奥州征伐で滅ぼされ、約100年にわたる栄華は終焉を迎えました。
それでも、今なお残る史跡から往時の黄金文化をひしと感じることができます。